これまでに開催した45thフェスタ講演を一部ご紹介します
井上芳雄が語る
ミュージカルの世界@大阪・常翔ホール
「ミュージカル界のプリンス」として長年最前線で活躍し続ける、俳優の井上芳雄さんがNHKカルチャーに初登壇。主演ミュージカル「ムーラン・ルージュ!」の昼公演後の開催ということもあり、会場には多くのファンの方が駆けつけました。
講座前半は井上さんがミュージカル界に入られたきっかけからはじまり、俳優仲間のお話や今演じてみたい役についてなど、持ち前の軽快なトークで会場を盛り上げました。
また後半では、近年盛り上がりをみせている韓国のミュージカル界や、日本のミュージカル界の現状や未来について熱く語っていただきました。
参加者からは「舞台以外の芳雄さんの貴重な姿と、貴重なお話が聞けて幸せでした」といった内容に関する感想の他にも、「お隣の席の方と思いがけずミュージカルのお話で盛り上がることができました」といった感想も届いており、ファン同士の交流の場としても楽しんでいただけました。
「茶とともに生きる」千 玄室前家元講演
今年101歳の裏千家前家元の千玄室大宗匠に、NHK文化センター45周年を記念してご講演いただきました。
終始立ったままでエネルギッシュなご講演に、パワーをいただいたと皆様お喜びでした。
感動のご感想をたくさんいただきました。
「千玄室さまの講演会に参加できたことを深く感謝しております。魂が震える体験をさせていただきました。あっという間の60分。その後の茶席では、 感動で震えた頭を鎮めながら茶菓をいただき、隣席の方々とお互いの感動を分かち合えるという、初めての体験もできました。周りに座られていた方々口を揃えて最高の時間を過ごせたと仰っていました。ありがとうございました」
千玄室大宗匠が皆様にぜひお茶を味わっていただきたいとのことで、講演にご来場の皆様のために、裏千家講座の林之下宗典先生および受講生の皆様による呈茶席を設け、お茶を楽しんでいただきました。
和敬清寂の精神をお話とお茶を味わう体感で伝えてくださいました。
呈茶席のお菓子には、通常お店で販売のない両口屋是清さんの大宗匠御好菓子「佳色」を特別にご用意しました。
NHK文化センターの45周年を記念する特別な素晴らしいひとときをつくってくださった大宗匠と裏千家の皆様に心から感謝申し上げます。
トーク&ライブ
“ことば”への想い
“うた”の喜び@東京・I’M A SHOW
拍手に包まれ、クミコさんが登壇。
挨拶のあと、クミコさんが松本隆さんを呼び込み、二人の対談からスタート。
はっぴぃえんど・作詞家デビューから、数々のヒット曲が生まれた時代までのことについて、クミコさんが軽快にインタビュー。
その後、1999年のクミコさんの再デビュー時の二人の出会いが語られました。
トークで取り上げられた「風をあつめて」や「SWEET MEMORIES」「Woman “Wの悲劇”より」などの名曲をクミコさんが、バンドとともに、松本さんの前で披露。
「ご本人を前に緊張する」というクミコさんに対して、松本さんは「歌がますますうまくなった」と賛辞を送り、第1部は終了。
第2部は、クミコさんによるシャンソンライブ。
ムードある雰囲気の中、「サン・トワ・マミー」で幕が開きました。
「シャンソンの灯を絶やしたくない」という本人の想いがあふれるステージは、「愛の讃歌」など数々の名曲で彩られ、感動に包まれました。
アンコールでは、最後に松本隆さんが再び登場し、クミコさんが「ルビーの指輪」を披露、会場の皆も一緒に歌って大盛り上がりで幕を閉じました。
参加者からは「トークもライブも最高」「あっという間の2時間だった」などの熱い声が寄せられました。
特別講演 「心をつかむ 劇伴音楽の魅力」
現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」、連続テレビ小説「スカーレット」など、数多くの劇伴音楽を手掛けてきた冬野ユミさんがNHKカルチャーに初登壇。作曲の舞台裏についてのお話を、皆様にお楽しみいただきました。
「光る君へ」のテーマ音楽「Amethyst」のピアノ演奏から始まり、奥深く力強くも繊細に奏でられる音色に、ご参加の皆様もすっかり魅了させられたことでしょう。参加される方に喜んでいただきたいという思いから、この日のために練習してくださいました。
冬野さんは、今回の開催地となった名古屋のご出身。学生時代のエピソードから、作曲家になるまでの経緯、劇伴音楽はどのように作られるのかなど、これまでに伺ったことのない貴重なお話を惜しみなく、明るく気さくに語ってくださいました。
後半の音楽体験コーナーでは、今回の聞き手、朗読家の石田麻利子さんとのスペシャル共演。石田さんによる芥川龍之介『蜘蛛の糸』冒頭の朗読に、「光る君へ」のサウンドトラックから数曲、雰囲気の異なった曲を当てることで、音楽がもたらす効果を皆様にご体験いただきました。「劇伴によってずいぶん情景が変わるものだと感心した」といった感想も寄せられ、実際に音楽の力を感じていただけたようです。
いよいよクライマックスの「光る君へ」の放送では、冬野さんのお話を思い返しながら、より一層に劇伴音楽を楽しんで聴いていただければと思います。
究極の幸せ住空間をつくる!
古堅純子×シウマの理論と実践@東京・I’M A SHOW
幸せ住空間セラピスト 古堅純子さんと、TV番組「突然ですが占ってもいいですか?」でおなじみの琉球風水志 シウマさんによる夢の特別対談が実現しました。
今回のイベントでは、5000軒以上の家庭を片付けてきた古堅さんの「古堅メソッド」と、5万人以上を鑑定してきたシウマさんの「琉球風水メソッド」が初めて融合し、快適で幸せな住空間を作るための秘訣が明かされました。
大歓声の中、客席後方から登場したお二人。まずは、古堅さんが熱く語り始めました。「物は捨てなくてもいい」「景色を変えることが最も大切」「景色を壊すものは扉の中に隠す」という3つのポイントを軸に、「片付けは単なる手段であり、目的は家族が幸せに暮らすための環境作りだ」という考えを伝授。
続いて、シウマさんが琉球風水の視点から「自分自身の居心地の良さを最優先にする」「自然との共存を大切にする」という教えを展開。古堅メソッドと琉球風水の共通点や、住まいの導線や空間づくりの重要性についての対話が繰り広げられ、心地よい生活空間を作るためのヒントが次々に披露されました。
イベント後半には、参加型のクイズ大会が行われ、「キッチン収納で水のラインにあると便利なものは?」や「来年のラッキーアイテムは?」といった問題で大盛り上がり。見事勝ち抜いた10名には、古堅さんとシウマさんからスペシャルプレゼントが贈られ、大歓声が上がりました。
参加された方々からは「楽しくてためになるお話でした!元気をもらいました!」「会場が幸せ空間でした。すぐに家の片づけにとりかかります!」などの感想が寄せられました。
「100分de名著」
響き合う
『源氏物語』とJAZZ
~トーク&ライブ~@東京・I’M A SHOW
古今東西の“名著”を100分で読み解く、NHK Eテレ「100分de名著」。
番組の大ファンである綾戸智恵さんと、番組で『源氏物語』などの指南役でご出演の安田登さんをゲストに、秋満吉彦番組プロデューサーが司会を務めました。
前半は、当日初めて会ったとは思えない綾戸さんと安田さんによる、“即興”での熱いトークセッション。
『源氏物語』の「あはれ」の秘密や、JAZZとの共通点など、数々の発見にあふれていました。綾戸さんのお話は、笑いあり感動あり。古典を通して、「人生とは何か」を安田さんと探りました。
後半は、綾戸さんによるスペシャルライブ。
「光る君へ」でも象徴的に描かれる月。その月を冠したジャズナンバーや、代表曲「テネシーワルツ」を披露。
パワフルな歌声と演奏が会場に響き渡り、観客を魅了しました。
熱烈なアンコールの拍手に応え、チャップリンの名曲「smile」を演奏。エネルギッシュなライブは幕を閉じました。
「明日からまた頑張ろうと思えた。元気をもらえました!」「人生の奥深さ・面白さを言葉と感覚で味わえました」などの感想が寄せられました。
神崎恵presents
スペシャル美容講座@東京・I’M A SHOW
ファイナルステージでは、美容家の神崎恵さんが「自分らしさを最大限引き立てる」をテーマに、具体的なブラッシュアップ方法をレクチャーしました。ゲストには、ヘア&メイクアップアーティストの岡野瑞恵さん、スタイリストの白幡啓さん、そしてヘアアーティストの道下大さんが登壇。それぞれのプロフェッショナルな視点から、ヘアメイクやスタイリングの実演とともに、知識・技術・哲学を共有していただきました。
参加者の中から抽選で選ばれたモデルの方に対する実演は圧巻でした。
白幡啓さんは「ファッションには、客観的な要素を自分に取り入れ、自己表現を広げる力がある」と語り、服や小物選びの具体的なコツを解説。岡野瑞恵さんは、メイクアイテムの選び方、使う順番、適切な量、色の配置などを実際のデモンストレーションを交えて紹介。日常のメイクをアップデートするヒントが満載でした。道下大さんは、「顔はアート、ヘアスタイルはそのフレーム。フレーム次第でアートはより美しく活きる」とお話され、モデルの変身を完成させました。その仕上がりに、会場全体が拍手に包まれました。
講師陣のトークやデモンストレーションに耳を傾け、熱心にメモを取る受講生の姿が印象的で、美容への高い関心が伝わってきました。
イベントの冒頭では、1周年を迎えた人気Podcast番組『WONT』の公開収録も実施。神崎さんと編集者の大森さんが繰り広げるサイコロトークで盛り上がりました。
イベントの締めくくりには、神崎恵さんの「日々の生活の中でご自身を大切にし、美容の時間を楽しんでほしい」という思いに共感してくださった21社の協賛企業様から、素晴らしいお土産の数々をご提供いただき、参加者の皆さまにプレゼントさせていただきました。
企画&宣伝協力:Podcast『WONT』(JAVE&KODANSHA)
ヘア&メイクアップアーティスト
岡野瑞恵
スタイリスト
白幡啓
ヘアアーティスト
道下大
講談社
大森葉子
サプライズギフト一覧 <アイプチ>・ひとえ・奥ぶたえ用カーラー(現品) <AVEDA>・インヴァティ ウルトラ アドバンス スカルプ セラム 美容液・インヴァティ ウルトラ アドバンス スカルプ セラム シャンプー&コンディショナー(サンプル) <イヴ・サンローラン パルファン>・ リブレ オーデパルファム フローラル1.2mLサイズ <イミュ>・オペラ マイラッシュ アドバンスト(現品)・デジャヴュ アイブロウカラー ナチュラルブラウン(現品)・デジャヴュ ラッシュアップE ブラック(現品)・デジャヴュ 極細クリームペンシル ダークブラウン(現品) <イプサ>・エッセンスローション アルティメイト 30mL・クリーム アルティメイト 9g・クリーム ファウンデイションe 2パウチ <mimc>・ミネラルクレヨンリップ03(現品) <エンビロン>・ディフェンススプリッツ(現品)・ピュリファイングマスク(現品)※ランダム封入 <エレクトロン>・タイトニングブライト(現品) <花王>・エスト ザ ローション 20㎖ ミニボトル・エスト ザ エマルジョン W―Ⅲ 2連ピローサンプル×1・キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム(ミニボトル試供品) <カナデル>カナデル プレミアリフト ミニサイズ(10g) <カネボウ化粧品>・トワニー タイムリフレッシャー(現品)・DEW グラマストミルクドロップ(台紙付きサンプル)・スイサイ ビューティクリア ピーリング パウダーウォッシュ(サンプル)・リップモンスター スフレマット 限定2色・カールアウェイキングマスカラ BK-1・3DアイブロウカラーZ BR‐2・アルブラン ボディセラムクリーム(現品) <シスレー>・「ヘア リチュアル フォーティファイング セラム フォー ザ スカルプ」4.5mL×2 <資生堂>・エリクシール化粧水、乳液(サンプル)・HAKU美白美容液(サンプル)・SHISEIDO マキアージュ ファンデーション(サンプル) <資生堂プロフェッショナル>・サブリミック ワンダーシールド(現品) <ジルスチュアート ビューティ>・クリスタルブルームリップブーケセラム(サンプル) <THREE>・バランシングネクター クリーム ウォッシュ 〈洗顔料〉8g ×1・バランシングネクター ローション〈保湿化粧水・化粧液〉10mL ×1・バランシングネクター モイスチャライザー〈保湿乳液〉8mL ×1 <シンピュルテ>・ピュアクレンジングクリア(現品) <第一三共ヘルスケア>・クリーンデンタルトータルケア50g(現品)・トランシーノ クリアジェルウォッシュ(現品)・トランシーノ メラノシグナルエッセンス(ミニチューブ) <ディーアップ>・パーフェクトエクステンションマスカラ ピュアブラウン(現品) <常盤薬品工業>・エクセル パウダー&ペンシル アイブロウEX PD01(現品)・なめらか本舗 薬用リンクル美容液 ホワイト(現品) <ドクターケイ>・ABC-Gリペアセラム(現品) <ポール&ジョー ボーテ>・モイスチュアライジングプライマー01(10ml サンプル)・フォンダンクリームファンデーション101(5g チューブサンプル) <ライスフォース>リンクルボールセラム(現品) <ローラ メルシエ>・ピュアキャンバスプライマー(ミニサイズ)・スフレハンドクリーム アンバーバニラ&ネロリ(サンプル)+巾着セット
【スズケン市民講座】
常盤貴子の“こころの言葉”
~能登にエールを!~@愛知・今池ガスホール
大きな拍手の中、客席を通り受講生に笑顔で手を振りながらご登場。受講生からは喜びの歓声があがりました。
カフェ巡りがお好きで、喫茶店の多い名古屋に来たら朝からいろいろ回るというエピソードからスタート。
NHK『鶴瓶の家族に乾杯』でナレーションを共にされている聞き手の三宅アナには、本日こうしてゆっくりお話しをできるのが嬉しいことや、番組のぶっつけ旅で鶴瓶さんから学んだことをお話しされました。また、9月放送回の輪島市門前町について、三宅アナが制作者から聞いた常盤さんの熱い思い―。鶴瓶さんが来たら能登は頑張れるとの思いでロケを志願したことなど、当時を思い出し感極まる場面もありました。
前半は、これまでの出演作品を振り返り、受講生にも問いかけながら、和やかな雰囲気の中、当時の思い出や共演者とのエピソードを。プライベートでは、「お花を育てたりプレゼントしたりすることが好き」とチャーミングな笑顔で語る常盤さん。そのお人柄が伝わってきました。
後半は、能登について連続テレビ小説『まれ』撮影時のことや芸術祭で朗読劇を披露したエピソードなど、思い出の数々をお話しされました。
元旦に起きた震災後、『まれ』メンバーで駆け付け炊き出しに行ったこと、友人で俳優の仲間由紀恵さんとお茶会を開いたことなど、常盤さんの強く優しい思いが伝わるお話に受講生も真剣に聞かれておりました。
会場のお客さんの中には珠洲出身の方も参加されておりました。常盤さんからも、「現地の人々は今の能登を見てほしいと言っている」「美味しいご飯を食べに行くだけでもいいので、(みなさんも)行きましょう!」と声をかけられました。
あっという間の90分。最後には「ともに頑張りましょう!」会場一体となり、大きな拍手の中、ご退場されました。