ドラマは「時代」を映しだす。それはテーマや題材に限らず、〈描き方〉にも現れます。観る者の心を突き、癒し、時に救うような魅力的な作品には、私たちの現在地――本当は大切にしたいと思いながら、簡単には手にできない生き方や視点、またそのヒントが隠れています。
この講座では、そうした作品のエッセンスについて、さまざまな演出技巧や役者の特質も含め、多角的に迫っていきます。
各回1作品を対象に「キーワード集」を作り、それを横断する形で解説を進めます。単なる面白いをこえ、今という時代と自分を見つめ、より深く愉しむ作品の見方へ……。ワクワクが止まらない、斬新で濃厚なドラマ論のスタートです！