近代美学を解きほぐす
- 講師
- 美学者、放送大学客員教授 小田部胤久
【2週間のアーカイブ配信あり】
「美学」は、今から300年ほど前の近代ヨーロッパにおいて誕生した学問です。ほぼ同時に、「芸術」「独創性」「芸術作品」といった概念も成立しました。美学も芸術も、近代の刻印を帯びており、カントの『判断力批判』(1790年)は近代美学を体系化した書物ともいわれています。私たち(21世紀初頭に極東に住む日本人)にとっても余りに当然と見えるこうした近代的なものの見方を、6回の講義をとおして一つずつ解きほぐしていきます。
2001年に私は『芸術の逆説――近代美学の成立』と題された書物を著しましたが、本年8月にその新装版が公刊されることになりました。今回の講義はこの書物を今の私が書き換える試みです。(講師記)
講座の詳細
教室名 | 梅田教室 | 残 席 | |
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開催期間 | 9/24〜2/18 | 曜日・日時 | 第3火曜 19:00〜20:30 |
回 数 | 6回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | オンライン |
コース | 受講料(税込み) | 教材費(税込み) |
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会員/一般(入会不要) | 19,800円 |
日程
× | 2024/09/24(火) | 芸術の誕生(18世紀) |
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× | 2024/10/15(火) | 美学の成立と変容(18世紀から19世紀初めまで) |
× | 2024/11/19(火) | 日本における近代美学の受容(19世紀末から20世紀初め) |
× | 2024/12/17(火) | 近代的芸術の特質(19世紀から20世紀へ) |
○ | 2025/01/21(火) | 芸術と芸道(20世紀日本の芸術論) |
○ | 2025/02/18(火) | 美的なものとは何か(カント『判断力批判』をめぐって) |
持ち物
参考書:『芸術の逆説―近代美学の成立』(東京大学出版会、2024年新装版)
『西洋の美学・美術史』(宮下規久朗氏との共著、放送大学教育振興会、2024年)
いずれも参考書であって必須ではありませんが、講義の理解を助けてくれるはずです。
●PCやスマートフォン等、インターネットに接続された端末/必要に応じてマイク付きイヤホン
●端末には、ビデオ会議ツールZoomアプリをインストールしてください。
備考
【講師略歴】
1958年生まれ。東京大学教授を経て、現在、放送大学客員教授、日本学士院会員。主な著書:『象徴の美学』『芸術の逆説――近代美学の成立』『芸術の条件――近代美学の境界』『西洋美学史』『美学』(いずれも東京大学出版会)
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