ドゥルーズ「差異と反復」を読む
- 講師
- 神戸大学助教 鹿野 祐嗣
講義終了後の見逃し配信あり
『差異と反復』は、20世紀フランスを代表する哲学者ジル・ドゥルーズが、哲学史家として研鑽を積んだ後、初めて自分自身の哲学を披歴した主著です。ドゥルーズが哲学史上初めて展開したと言ってよい「純粋な差異」を原理とする超越論的哲学の体系が見られるとともに、後の著作で展開される概念や思想、イメージの萌芽が見てとれます。
哲学史のコラージュという独自の方法を採用したゆえに、指折りの難解さで知られ、さまざまな誤解もなされてきたこの著作を、読解の際に前提となる知識や背景の解説まで含めて、丁寧に読み解いていきます。
今期から本書を読み進めます。進行は各回テーマをご参照ください。多少進度変更の場合があります。
鹿野講師
講座の詳細
教室名 | 京都教室 | 残 席 | |
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開催期間 | 10/11〜3/7 | 曜日・日時 | 第1金曜 19:00〜20:30 |
回 数 | 6回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | オンライン |
コース | 受講料(税込み) | 教材費(税込み) |
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会員・一般(入会不要) | 17,820円 |
日程
○ | 2024/10/11(金) | 著作全体の見通しと導入:「はじめに」および序論(上巻P11-46) |
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○ | 2024/11/01(金) | 反復の再考から概念なき差異の探求へ:序論および第一章(上巻P46-106) |
○ | 2024/12/06(金) | 存在の一義性をなす差異と反復の永遠回帰の思想:第一章(上巻P106-124) |
○ | 2025/01/10(金) | 差異の肯定と力の解放の哲学:第一章(上巻P125-169) |
○ | 2025/02/07(金) | プラトニズムの転倒、永遠回帰とシミュラークル:第一章(上巻P169-196) |
○ | 2025/03/07(金) | 時間の第一の受動的総合、生ける現在としての習慣:第二章(上巻P197-220) |
持ち物
●PC、タブレット(通信環境の良いところからご参加ください)
●ビデオ会議ツールZoomアプリ
※オンライン講座受講前の準備
https://www.nhk-cul.co.jp/misc/onlinecourse_guide/
●テキスト
『差異と反復』 (上下巻、河出文庫)
講師作成の資料を招待メールと共に事前にお送りしますが、河出文庫もご購入をおすすめします。
備考
※講座日前日にご登録のメールアドレスへZoom招待をお送りします
※講座時間10分前よりZoomに入室いただけます
※講座終了3日後から14日間の見逃し配信あり
※受講生のお顔や氏名はZoom画面に映りません
<講師紹介>
1988年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程指導修了退学(博士)。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科助教。著書に『ドゥルーズ『意味の論理学』の注釈と研究――出来事、運命愛、そして永久革命――』(岩波書店)、『ドゥルーズと革命の思想』(共著、以文社)。
- ほとんどの講座は見学でき、講座によっては体験受講ができます。詳細は教室までお問合せください。
※オンライン講座の見学、体験はできません。 - [入会不要]マークがついたコースは、入会しなくても受講できます。
- 入会金については、各教室ホームページの「受講に際して」をご覧ください。
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