写真のない時代、「肖像画」は人々の姿を目に見える形として残す大切な一手段でした。今学期は、まず西洋美術史における「肖像画」の起源にさかのぼり、その展開を考えるうえで重要な代表作をご紹介していきます。その後は画家による自画像、および自身の家族を描いた肖像画の中から傑作を厳選し、制作の意図や背景などを交えて解説いたします。

ご一緒に楽しく鑑賞いたしましょう。美術史を初めて学ぶ方も大歓迎です。