ユクスキュル『生物から見た世界』
〜環世界の散策〜
- 講師
- 北海道大学大学院生命科学院博士後期課程 釜屋 憲彦
カタツムリの「一瞬」と、 私たち人間の「一瞬」は同じなのか?
私たちの周りには微生物や虫、魚、鳥、植物など無数の生物が暮らしています。
彼らはこの世界をどのように見ているのでしょう。
クモは、虫の存在を糸網の振動に変え、エサに耳を澄ましています。
マイペースに見えるカタツムリは、走っているつもりかもしれません。
なぜなら、カタツムリの「一瞬」は人間のそれよりも長いのです。
生物学者ユクスキュルは、このように生物によって異なる主観世界を「環世界」と名づけました。
環世界は古典的な概念ながら、現在も多様な領域に影響を及ぼしています。
本講座では、ユクスキュルの著書『生物から見た世界』を通じ、環世界という不思議な世界の散策に出かけてみたいと思います。
講師近影
講座の詳細
教室名 | 京都教室 | 残 席 | |
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開催期間 | 2/16〜7/19 | 曜日・日時 | 第3金曜 19:00〜20:30 |
回 数 | 6回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | オンライン |
コース | 受講料(税込み) | 教材費(税込み) |
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会員・一般(入会不要) | 17,820円 |
日程
× | 2024/02/16(金) | 環世界ってなんだろう?:環世界論の基本概念とユクスキュルの思想 |
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× | 2024/03/15(金) | 種によって、さまざまな「空間」と「時間」 |
× | 2024/04/19(金) | 環世界散策のための道具@:「クロノフォトグラフ」という第三の目 |
○ | 2024/05/17(金) | 環世界散策のための道具A:「ジオラマ環境」で意味の世界をあぶり出す |
○ | 2024/06/21(金) | ユクスキュルのイヌ研究に学ぶ「異種間コミュニケーション」のコツ |
○ | 2024/07/19(金) | 他種と生きるということ:共生の美学と生態学の探求 |
持ち物
テキスト:『生物から見た世界』J. ユクスキュル、G. クリサート(日高敏隆、羽田節子訳)岩波書店、2005年。792円。ISBN-10:4003394313
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【見逃し配信】
@講座実施の3日後より、14日間の見逃し配信を開始
A見逃し配信は、ライブ配信時そのままの映像です
B見逃し配信の開始が遅れる場合メールでご連絡します
備考
【講師紹介】
島根県松江市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻修士課程修了。慶應義塾大学SFC研究所上席所員を経て、現在、北海道大学大学院生命科学院博士後期課程在学中。水生生物の巣づくり行動研究の傍ら環世界論を提唱したユクスキュルの研究・翻訳を行っている。
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