大阪の市街地は、豊臣時代に町造りが始められ、船場から島之内に至る中心街区が形成され、東横堀や道頓堀などの堀川も数多く開削されました。大阪湾に近い地域は、安治川や木津川などが海に流れ込み、新田開発でできた農地が広がっていました。河口部の河川は、船の航行を妨げないため、橋を架けずに渡し船が利用されており、現在でも市営の渡船が残されています。また、新淀川や猪名川のように、近現代の改修工事によって川筋の変化した河川もあります。

この講座では、地形を歩きながら体感し、地図などの資料も参考にして、その歴史的変遷を考えます。あわせて、沿道にある史跡なども見学し、大阪の歴史を再発見していきます。