アラビアンナイト誕生秘話―ルイ14世時代のフランスと中東イスラーム世界
- 講師
- 人間文化研究機構・国立民族学博物館・特定教授/名誉教授 西尾哲夫
世が乱れるとファンタジーが流行する。フランス革命後のファンタジーブームの中で、千一夜物語(アラビアンナイト)の訳者=アントワーヌ・ガランというイメージが定着し、彼の他の業績や社会への影響は忘れ去られた。千一夜物語は18世紀初頭のパリでガランによる仏訳が出版され、一大ブームとなったが、それまでアラブ世界ではほとんど忘れられた存在だった。ガラン訳がなければ、私たちはアラジンもアリババも知らなかった。その意味で、彼をアラビアンナイトの父と言ってもいいだろう。ガランとはどんな人物だったのか?彼の日記・手紙・旅行記等をもとに当時の社会状況や国際情勢を読み解きながら、アラビアンナイト誕生の謎を解き明かす。
ガラン版千一夜物語(岩波書店提供)
講座の詳細
教室名 | 梅田教室 | 残 席 | |
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開催期間 | 4/19〜9/20 | 曜日・日時 | 第3金曜 10:30〜12:00 |
回 数 | 6回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | オンライン |
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