源氏物語 味読
〜幻巻〜
- 講師
- 中部大学非常勤講師 岡本 美和子
長大な物語の世界も、その入り口は一つの言葉です。作者紫式部が文脈の流れに置いた珠玉を手にとってみると、極上の面白さが輝きます。
源氏物語もいよいよ正編の終わりに近づいてきました。幻巻を詠みます。源氏は紫の上を失った悲しみで簾の中に籠ったまま、新年の拝賀に訪れる人に会おうともしない。夏、五月雨のころを過ぎ、七夕の空には一人で涙する。八月、紫の上の一周忌を終え、一層の喪失感をかみしめる。今年も終ろうとするころ、出家の思いは変わらず、紫の上の文を涙ながらに焼く。わが人生の終わりであることを、源氏はかみしめる。
講座の詳細
教室名 | 名古屋教室 | 残 席 | |
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開催期間 | 4/4〜9/19 | 曜日・日時 | 第1・3・5木曜 13:30〜15:00 |
回 数 | 12回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | 対面型 |
コース | 受講料(税込み) | 教材費(税込み) |
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会員 | 30,228円 |
日程
× | 2024/04/04(木) | 春の光見ても源氏は籠ったまま |
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× | 2024/04/18(木) | 女房たちと思い出を語り合う |
○ | 2024/05/16(木) | 親しくない人とは対面しない |
○ | 2024/05/30(木) | 三月、桜を眺めながら思う |
○ | 2024/06/06(木) | 女三宮を訪れて |
○ | 2024/06/20(木) | 明石の君を訪れて |
○ | 2024/07/04(木) | 四月、花散里と歌を贈答する |
○ | 2024/07/18(木) | 五月雨の夜、源氏は夕霧と語る |
○ | 2024/08/01(木) | 八月紫の上の一周忌 |
○ | 2024/08/29(木) | 十月になった。 |
○ | 2024/09/05(木) | 十二月末、源氏は人々の前に |
○ | 2024/09/19(木) | 紫の上の文を焼く |
持ち物
「新潮日本古典集成 源氏物語六」新潮社(3,630円税込)
ISBN-13: 978-4106203404
各自書店でお買い求めの上、ご持参ください
資料コピー代として実費を教室で集金します。小銭をお持ちください。
備考
●教室は21階218教室
- ほとんどの講座は見学でき、講座によっては体験受講ができます。詳細は教室までお問合せください。
※オンライン講座の見学、体験はできません。 - [入会不要]マークがついたコースは、入会しなくても受講できます。
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