ラカン「セミネール」を読むー『精神分析の四基本概念』
- 講師
- 人間環境大学准教授 工藤 顕太
講義終了後の見逃し配信あり
ジャック・ラカンは、フロイトが生み出した精神分析の実践に新たな命を吹き込むことに絶えず心を砕き、独自の地位を築きました。この試みの内実を見通すには、ラカンが30年近く続けた「セミネール」を読み解く作業が欠かせません。
なかでも、ラカン存命中にいち早く刊行されたセミネール『精神分析の四基本概念』(1964年)は最も重要なものの一つです。ここで展開される「無意識」「反復」「転移」「欲動」の再定義は、ラカン派精神分析のマニフェストでもあるからです。
今期は主にテキストの下巻です。転移と分析家の役割、欲動と疎外など、重要な問題が次々に検討されます。理論変遷や背景にある歴史的文脈も交え、じっくり読み進めます。
工藤講師
講座の詳細
教室名 | 京都教室 | 残 席 | |
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開催期間 | 12/7〜7/3 | 曜日・日時 | 第1木曜 19:00〜20:30 |
回 数 | 7回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | オンライン |
コース | 受講料(税込み) | 教材費(税込み) |
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会員・一般(入会不要) | 20,790円 |
日程
× | 2023/12/07(木) | (続)精神分析の視覚論 |
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× | 2024/01/11(木) | 精神分析における真理 |
× | 2024/02/01(木) | 無意識の現実としてのセクシュアリティ |
× | 2024/03/11(月) | 欲動の構造論 |
○ | 2024/05/08(水) | 欲動の対象/欲望の原因 |
○ | 2024/06/05(水) | 消失した主体のゆくえ |
○ | 2024/07/03(水) | 転移の解消と分析の終結 |
持ち物
●PC、タブレット(通信環境の良いところからご参加ください)
●ビデオ会議ツールZoomアプリ
※オンライン講座受講前の準備
https://www.nhk-cul.co.jp/misc/onlinecourse_guide/
●テキスト
ラカン『精神分析の四基本概念』(岩波文庫、上下巻)
※講師作成の資料を招待メールと共に事前にお送りしますが、岩波文庫のテキストもご購入をおすすめします。講義では本書の流れに沿いつつ、文脈理解のため前後して進めます。
備考
2023年7月開講。後半である今期はテキスト下巻を読み進めます。
※日程にご注意ください。5、6、7回は月曜です
※講座日前日にご登録のメールアドレスへZoom招待をお送りします
※講座時間10分前よりZoomに入室いただけます
※受講生のお顔や氏名はZoom画面に映りません
※講座終了後の見逃し配信は3週間に延長しました
<講師紹介>
1989年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は精神分析、哲学を中心とした思想史。早稲田大講師を経て人間環境大学心理学部准教授。著書に『精神分析の再発明』(岩波書店)、『ラカンと哲学者たち』(亜紀書房)。
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