藤田家住宅は、応仁の乱で西軍を率いた山名宗全の邸宅跡にあり、明治期から昭和初期に建てられた町家です。
国の登録有形文化財で、建築年代や様式の異なる東棟と西棟からなります。
「虫籠窓」や「格子窓」などがそのまま残る、明治初期に建てられた東棟と、暖炉を備えた洋室や、数寄屋または書院風の趣を変えた座敷、そして３階まで吹き抜けた空間などの昭和初期に増築された西棟が建ちます。
伝統的な町家の構えをみせる東棟に対し、西棟は賓客を迎えるための離れとしての趣を持ち、西陣の繁栄と町家の風情を今に伝えています。
通常は非公開ですが、藤田家住宅を管理されている柱本さんに、特別にご案内していただきます。