ベルクソンと意識の謎:入門編
- 講師
- 慶應義塾大学文学部教授 平井 靖史
私たちは当たり前のように「意識」という言葉を使っています。ですが、そもそも意識がどういう存在で、何からなり、どのような働きを有しているのか、私たちはいまなおその整合的な理解を手にしていません。フランスの哲学者アンリ・ベルクソン(1859-1941)は、その独創的な時間論的視座から、意識について極めて興味深い主張を数多く残しています。彼にとって意識の謎は、心、精神、魂は言うまでもなく、時間と空間、物質と生命、知覚と記憶など、私たちの世界を織りなす骨格そのものを問い直すことに他なりませんでした。
本講座ではそうした彼の大胆でスリリングな着想を、思想史的文脈、概念構造、現代的な観点などから多角的に辿ります。
講座の詳細
教室名 | 青山教室 | 残 席 | |
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開催期間 | 4/18〜9/19 | 曜日・日時 | 第3木曜 19:00〜20:30 |
回 数 | 6回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | 対面型 |
コース | 受講料(税込み) | 教材費(税込み) |
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会員 | 22,704円 |
日程
× | 2024/04/18(木) | 意識の謎 その哲学史的文脈と現代における意識の科学 |
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○ | 2024/05/16(木) | 意識の現象論 質と量、深層と表層、二つの多様体 |
○ | 2024/06/20(木) | 意識の減算説 表象と行動、光・鏡映・イマージュ |
○ | 2024/07/11(木) | 意識の諸平面 緊張と弛緩、物質・感覚クオリア・記憶 (※第2週開催) |
○ | 2024/08/29(木) | 意識の遅延説 マルチ時間スケールと凝縮 (※第5週開催) |
○ | 2024/09/19(木) | 意識・生命・自由 |
持ち物
筆記用具
●参考テキスト:平井靖史『世界は時間でできている ベルクソン時間哲学入門』、青土社
各自書店でお求めください
講師作成の資料をもとに講義を進めますが、『世界は時間でできている』に基づいた講座のため、参考テキストとしてご用意いただき、講座をご受講いただくことをおすすめします。
備考
【この講座は、原則4階グランルームU教室にて行います。】
※当講座はオンライン配信も行います。講師を撮影するカメラ等の機材を設置しています。講師へ質問される場合はお声が収録されます。ご了承ください。
※7月は7/11(第2週)、8月は8/29(第5週)に開催いたします。
- ほとんどの講座は見学でき、講座によっては体験受講ができます。詳細は教室までお問合せください。
※オンライン講座の見学、体験はできません。 - [入会不要]マークがついたコースは、入会しなくても受講できます。
- 入会金については、各教室ホームページの「受講に際して」をご覧ください。
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