映画が発明されて130余年。初期には専門ピアニストが映画に合わせて伴奏している時代がありました。生伴奏のアナログな臨場感は独特な味わいがあります。

今回はフランスが生んだ「映画の魔術師」ジョルジュ・メリエスの短編集「魔術師」（1898）や、ロケットと月のビジュアルが有名な「月世界旅行」（1902）、多くの作品に影響を与えたフランスの名監督ルネ・クレールがノートルダム大聖堂を舞台にパリの街を描いた「空想の旅」（1926）をお楽しみください。1900年、1924年に行われたパリオリンピックの時代の作品です。どちらも映画館で上映されることのない貴重な作品をグランドピアノの伴奏で上映します。

制作協力：喜劇映画研究会