今期は朱雀帝の退位、冷泉帝即位に伴って斎宮を退下し、退下後源氏の後見を受けて入内して、後に中宮となった秋好中宮はその後どのような生涯を送ったのか。
また、女三の宮、女二の宮(落葉の宮)という朱雀帝の内親王たちは源氏や柏木に降嫁しますが、その人生はどうであったのか、二人を通して当時の皇女の結婚についても見ていきます。


講師経歴　國學院大學卒、法政大学大学院博士課程後期修了。博士（文学）日比谷高校等都立高校教員をへて2017年まで大東文化大学特別講師。『斎王物語の形成‐斎宮・斎院と文学‐』『神に仕える皇女たち　斎王への誘い』『源氏物語　女性たちの愛と哀」（新典社）等の著書がある。他論文多数。