歌を歌いに行ったたくさんの国々で現地の日系人の方々と出会い、交流を重ねてきました。初期移民である日系一世の方々の壮絶なご苦労が道を開き、日系社会はその直向きさから信用を重ねていき、100年余りでホスト国になくてはならないくらい大きな存在となりました。彼らの人間力、実行力に触れると多くの気づきがあり、自分の弱さが浮き彫りになるのと同時に多くの勇気がみなぎります。
今我が国は迷走しています。このままでは荒海に流され、どこか未知なる場所に座礁しかねません。
今講演において、僕が体験した移民社会との交流の話を聞いていただくことで、みなさんが未来に向かって進む上で、何かヒントが芽生えれば幸いです。