名だたる飲食店が同居する大阪・北新地のビルにて2021年にオープンし、瞬く間に話題を呼んだ注目の日本料理店。野菜や魚介、炭に至るまで生産者と交流して確かな品質のものを仕入れ、季節の恵みあふれる月替わりのコースを展開する。食材の良さを余すところなく引き出す要となるのは、創業時からこだわりを貫く出汁と塩。塩は田野屋塩二郎が手掛けるオリジナルをはじめ、数種類を食材や料理によって使い分ける。店主は1987年生まれ、兵庫県出身。調理師専門学校を卒業後、有馬の和食店で8年、神戸の名店「料理屋植むら」で5年にわたって修業、「自分の店を出すなら大阪、実力を試すなら北新地で」と「料理屋稲家」をオープン。