今も世界の人々を魅了してやまない「敦煌莫高窟」。1524年その莫高窟が、時の政権「明」王朝により、国外に放棄。以後永きにわたり、砂に埋もれ、荒れ果てた石窟と化してしまいました。
しかし、１９００年の「謎の蔵経洞」と数万点に及ぶ「敦煌文書」の大発見により、世界に類をみないほどの仏教美術の宝庫として、莫高窟は再び脚光を浴びることになります。
そして奇跡的な復活を遂げていきます。
では、なぜ可能だったのでしょうか。
文書発見とともに誕生し、今や世界的な学問となった「敦煌学」の成果をもとに、６回で莫高窟の奇跡的な復活劇の謎と経緯を面白く、わかりやすく、しかも楽しく明らかにしていきます。