人類史のなかの金融資本主義 グレーバー『負債論』から考える
- 講師
- 大阪公立大学教授 酒井隆史
【2週間の見逃し配信あり】
『負債論』の公刊からすでに15年ほどがたつが、このテキストの直接の文脈をなす2008年の金融危機が暴露した資本主義の金融化とその破滅的状況は、それ以降も不可逆的に進行し、世界はカオス的様相を呈しはじめている。
道に迷ったときこそ、わたしたちは大きな視野が必要なのだ。こういってユーラシア大陸5000年史に着手した人類学者デヴィッド・グレーバーの大著は、ますますその意義をあきらかにしている。
本講座では、近年の負債にかかわる研究の進展も参照しながら、『負債論』の意義を確認し、現在のわたしたちの世界の動きを深部からつかむ、その努力の一端にふれてみたい。
教室受講
https://x.gd/FHIKg
デヴィッド・グレーバー『負債論』(以文社)
講座の詳細
教室名 | 梅田教室 | 残 席 | |
---|---|---|---|
開催期間 | 9/19〜1/16 | 曜日・日時 | 第3金曜 19:00〜20:30 |
回 数 | 5回 | 途中受講 | できます |
受講形態 | オンライン |
コース | 受講料(税込み) | 教材費(税込み) |
---|---|---|
会員/一般(入会不要) | 16,500円 |
日程
○ | 2025/09/19(金) |
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○ | 2025/10/17(金) |
○ | 2025/11/21(金) |
○ | 2025/12/19(金) |
○ | 2026/01/16(金) |
@イントロダクション:超富裕層はなにをめざすのか——トランプ現象と人類の終わり
A『負債論』はどんな本なのか?:最新版に附されたトマ・ピケティの序論から考える
B有利子負債の誕生とその命運:マイケル・ハドソン、政治経済学と人類学、考古学(1)
C有利子負債の誕生とその命運:マイケル・ハドソン、政治経済学と人類学、考古学(2)
D義務と約束——『負債論』からどのような未来を展望できるだろうか?
持ち物
参考文献:D.グレーバー『負債論 貨幣と暴力の5000年』(以文社)
※必読ではありませんが、事前に目を通していただくと理解が深まります。
@本講座はオンライン上の講座です。A受講前にZoomをインストールしてください。B講座の撮影、録画、録音は固く禁止します。
★講座日前日までにご登録のメールアドレスへZoomへの「招待メール」を、講座実施担当の梅田教室よりお送りします。当日の入室は、開始10分前予定。
備考
■見逃し配信あり。(各回3日後から2週間)
■酒井隆史(さかい・たかし)
大阪公立大学教授。専門は社会思想史、都市社会論。主要著作に『通天閣』(青土社)、『完全版 自由論』『暴力の哲学』(以上、河出文庫)、『ブルシット・ジョブの謎』(講談社現代新書)、『賢人と奴隷とバカ』(亜紀書房)。訳書に、ピエール・クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた』(洛北出版)、デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』(共訳、岩波書店)『官僚制のユートピア』(以文社)『負債論』(監訳、以文社)『万物の黎明』(光文社)『啓蒙の海賊たち』(岩波書店)など。
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